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🍓 2月の旬#あまおう#いちご#福岡#ブランド#等級

あまおうとは?名前の由来・等級(EX/DX/G)の違いと福岡限定の理由

📅 公開日:🔄 更新日:約11分

いちごのブランドで、おそらく日本一の知名度を持つ「あまおう」。

大粒でつやのある深紅、濃い甘みとコク。「一度は名前で選んでみたい」いちごの筆頭です。

ただ、いざ買おうとすると「エクセレント」「デラックス」「グランデ」といった見慣れない言葉が出てきて戸惑います。この記事では、名前の由来から等級の見分け方まで、あまおうを選ぶために必要なことをまとめました。

あまおうの名前の由来|4つの言葉の頭文字

「あまおう」を買う

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「あまおう」は「甘い王様」の略ではありません。由来は、4つの特徴の頭文字をつなげたものです。

文字意味
かい
るい
おきい
まい

つまり「あかい・まるい・おおきい・うまい」。いちごに求めるものを全部並べた、直球すぎるほど分かりやすい名前です。

そしてこれは単なるキャッチコピーではなく、あまおうが実際に備えている特徴そのものです。濃い赤色、丸みのある大きな粒、そして強い甘み――名前を聞くだけで、どんないちごか想像できてしまいます。

【意外な話】「あまおう」が商標になれた理由

あまおうの正式な品種名は「福岡S6号」です。「あまおう」のほうは登録商標にあたります。

ではなぜ、こんなふうに名前が2つあるのでしょうか。理由が少し変わっています。

商品名がまだ決まっていない段階で、先に品種登録をしてしまったからです。

  • 2001年11月:「福岡S6号」として品種登録を出願
  • その後に商品名「あまおう」を決定
  • 2005年1月:品種登録が完了
品種名と商品名が別々になった結果、「あまおう」という名前を商標として登録できる状態になった――つまり、順番が逆だったおかげでブランド名を確保できたわけです。

ちなみにこの「品種名とブランド名が違う」構造は、日本の果物ではよくあります。巨峰の品種名は「石原センテニアル」デコポンの品種名は「不知火」紅まどんなの品種名は「愛媛果試第28号」。ブランド名で覚えている果物ほど、実は別の本名を持っています。

あまおう誕生の経緯|「とよのか」からの世代交代

あまおうの前に、福岡には別の看板いちごがありました。「博多とよのか」(1983年導入)です。

とよのかは高い評価を得ていましたが、課題も抱えていました。

  • 着色が不足しがちだった
  • 栃木の「とちおとめ」、佐賀・長崎の「さちのか」との競争が激しくなっていた
そこで福岡県農業総合試験場が、これらを解決する新品種の育成に着手します。

交配年1996年
母親久留米53号
父親92-46(福岡県農業総合試験場の育成系統)
育成機関福岡県農業総合試験場

こうして生まれたのが、あまおうです。名前の「あかい」が最初に来ているのは偶然ではなく、とよのかの弱点だった「色」を克服したという自負が込められていると考えると腑に落ちます。

福岡県「限定」である理由

あまおうは、栽培が福岡県内に限定されています。県とJAが品質を管理し、県外では作れない仕組みにすることで、ブランド価値を守っているのです。

  • 産地:福岡県のみ
  • 特徴:大粒・濃紅色・甘みとコクの強さ
  • 出荷:11月末〜春。甘さのピークは冬(1〜2月)
いちごの世界では、この「県による囲い込み」がよくあります。栃木のスカイベリーも栃木限定、埼玉のあまりんも埼玉限定。県が長い年月をかけて育てた品種は、その県の武器として守られます。

主な産地

福岡県内でも、いちご栽培が盛んな地域があります。

  • 八女(やめ)地区:JAふくおか八女を中心とした一大産地
  • 久留米市・筑後地域:あまおうの生みの親である試験場がある地域
  • 糸島市・宗像市:福岡市に近い産地
  • 朝倉市:果物全般の産地として知られる
商品名に「博多あまおう」と付いていることがありますが、これは福岡県産あまおうの流通上の呼称で、博多区産という意味ではありません。

【重要】等級の見分け方|EX・DX・G

あまおうを買うときに、いちばん役に立つ知識がこれです。あまおうには等級があります

高い順にエクセレント(EX)> デラックス(DX)> グランデ(G)の3段階です。

等級読み位置づけ特徴
EXエクセレント最高等級糖度・サイズ・形すべてが最上級。生産量の数%しかない
DXデラックス上位等級大粒で形が整っている。贈答向け
Gグランデ大粒等級形は少し不揃いだが、ジューシーで肉厚。自宅用に最適

エクセレントは「糖度14度以上・直径3.5cm以上・重さ20g以上」が目安とされ、あまおう全体のうちごくわずかしか出ません。

知っておくべきこと

これらの等級品は、一般のスーパーではまず手に入りません。 主な入手先は次のとおりです。

  • ふるさと納税の返礼品
  • 農家の直売・産地直送
  • デパートの果物売り場
つまり「等級付きのあまおう」は、探しに行かないと出会えないものです。返礼品の商品名に「グランデ等級」「DX」などと書かれていたら、それはスーパーの平台には並ばないクラスだと考えてください。

どれを選べばいいか

目的おすすめ
自宅でたっぷり食べたいG(グランデ)。形は劣るが味と量で得
贈り物・手土産DX(デラックス)。見栄えが整う
特別な日・最高のものをEX(エクセレント)。希少なので見つけたら即決

味そのものは等級で大きく変わりません。 等級は主に「大きさ・形・色つや」の話です。自宅用ならグランデで十分すぎます。

他のいちごとの違い

比較あまおうとちおとめ等の定番品種
産地福岡県限定各県で栽培
粒の大きさ大粒(特大は40g超も)中粒中心
濃い赤(中まで赤み)鮮赤
甘み濃厚+コク甘酸バランス
価格帯高め手頃

主要ブランドを産地で並べると、日本のいちご地図が見えてきます。

ブランド産地特徴
あまおう福岡県(限定)大粒・濃紅・甘みとコクが強い
とちおとめ栃木県ほか流通量最大の定番。甘酸バランス型
とちあいか栃木県(限定)栃木の新主力。断面がハート形
紅ほっぺ静岡県ほか果肉まで赤く、香りが強い
スカイベリー栃木県(限定)特大粒。贈答向け
あまりん埼玉県(限定)全国いちご選手権3連覇。甘さ特化

→ 品種の詳しい比較は「いちごの品種一覧」へ。

旬|真冬がいちばん甘い

いちごは冬の寒さでゆっくり熟すほど甘くなります一年で最も甘いのは真冬(1〜2月)。あまおうの実力が最大化するのもこの時期です。

逆に、春(3〜4月)になると気温が上がって生育が早まり、同じあまおうでも甘さは冬より穏やかになります。価格は下がるので、「たっぷり食べたいなら春、味わうなら冬」という使い分けができます。

買い方・相場の目安

内容寄付額の目安
250〜280g×2パック8,000〜12,000円
4パック(1kg超)15,000〜20,000円
グランデ等級 複数パック12,000〜20,000円
DX・EX等級・化粧箱20,000円〜

予約時期(最重要)

発送は12月〜3月。申込は9月〜11月の先行予約が本番で、年末年始・クリスマス時期に届く返礼品から埋まっていきます。

⚠️ 12月に探し始めると、人気の等級・時期はほぼ売り切れています。 秋のうちに動くのが鉄則です。

失敗しないためのチェック

  • 配送時期の指定:いちごは特に傷みやすい。確実に在宅の時期に
  • 等級表記を確認:贈り物ならDX以上、自宅用ならグランデで十分
  • 届いたら当日〜翌日に:いちごの鮮度は一日単位で落ちます
  • 洗うのは食べる直前:ヘタを付けたまま洗うと風味が保てます
  • 先端から食べる:いちごはヘタ側より先端のほうが甘いので、ヘタ側から食べると最後まで甘く感じます

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まとめ|「あまおう」と書いてあれば同じ、ではない

あまおうは「名前で選んでも外さない」数少ないフルーツブランドです。

ただし、同じ「あまおう」でも等級で世界が変わります。スーパーに並ぶものと、エクセレント等級の一粒は、同じ品種でありながら別の体験です。

そして、その最良の状態(真冬の完熟)に出会うには、秋の予約が必要です。

「あかい・まるい・おおきい・うまい」――30年前、とよのかの弱点を克服するために生まれたいちごは、いまも名前のとおりの姿で冬の食卓に並びます。今年の冬の一粒を、ぜひ。

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