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🍓 2月の旬#いちご#品種#とちおとめ#あまおう#比較

いちごの品種一覧|とちおとめ・あまおう・あまりんの違いと産地

📅 公開日:約12分

いちご売り場に並ぶ「とちおとめ」「あまおう」「紅ほっぺ」。値段はかなり違うのに、何がどう違うのかは説明されていません

さらにいちごには、他の果物にはない特徴があります。「その県でしか作れない品種」がとても多いのです。あまおうは福岡だけ、スカイベリーは栃木だけ、あまりんは埼玉だけ――なぜこうなっているのでしょうか。

この記事では、主要品種を一覧で比較し、いつ・どれを選べばいいかを整理します。

まず結論|一覧で比べる

「いちご」を買う

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品種産地大きさ甘さ酸味特徴
とちおとめ栃木ほか流通量最大の定番。バランス型
とちあいか栃木限定◎◎栃木の新主力。断面がハート形
あまおう福岡限定特大◎◎大粒・濃紅。贈答の定番
紅ほっぺ静岡ほか果肉まで赤い。香りが強い
スカイベリー栃木限定特大高級贈答向け。とちおとめの子
あまりん埼玉限定◎◎◎とても弱い全国いちご選手権3連覇
迷ったら――普段使いならとちおとめ、贈り物ならあまおうスカイベリー、とにかく甘いのが好きならあまりん、酸味も欲しいなら紅ほっぺです。

産地|栃木が半世紀以上、日本一

いちごの生産量は、栃木県が突出しています。

順位産地収穫量の目安主な品種
1位栃木県約24,600tとちおとめ・とちあいか・スカイベリー
2位福岡県1万トン台あまおう
3位熊本県1万トン台ゆうべに・恋みのり
4位長崎県1万トン台ゆめのか
5位静岡県1万トン台紅ほっぺ・きらぴ香
※2024年産の目安

注目すべきは差の大きさです。2位から5位が1万トン台で並ぶ中、栃木だけが2万4千トン超。栃木県は半世紀以上にわたって生産量日本一を守り続けています。

【重要】なぜ「県限定」の品種が多いのか

いちごの品種一覧を見ると、「◯◯県限定」という表記が異様に多いことに気づきます。

これは偶然ではありません。いちごは県が育成した品種を、その県の武器として囲い込むジャンルだからです。

  • あまおう(福岡S6号)→ 福岡県内のみ
  • スカイベリー → 栃木県内のみ
  • とちあいか → 栃木県内のみ
  • あまりん(埼園い3号) → 埼玉県内のみ
県が長い年月と予算をかけて開発した品種を県外に出さないことで、その県のいちごのブランド価値を守るという戦略です。

だから「地元でしか食べられないいちご」が各地に存在します。旅先や産地直送でしか出会えない――いちごが他の果物より「探す楽しみ」があるのは、このためです。

主要品種の詳細

とちおとめ|すべての基準

日本のいちごの標準といえる品種です。全国のいちご生産量の約3割を占めてきました。

  • 甘みと酸味のバランスが良く、誰が食べてもおいしい
  • 果肉がしっかりしていて日持ちが良い
  • 流通量が多く、価格が手頃
「いちごの味」として多くの人が思い浮かべるのは、この品種の味です。

→ 30年主役でいられた理由は「とちおとめとは?」へ。

とちあいか|栃木の新しい主力

2019年に生まれた栃木県の新品種。長らく主力だったとちおとめから、いま切り替えが進んでいます。

  • 粒が大きく、果肉がぎっしり詰まっている
  • 酸味が控えめで、甘さが際だつ
  • 濃厚な香り
  • 縦に切ると断面がハート形になる
「とちおとめより甘い」と評されることが多く、栃木の看板が交代しつつあります。栃木産のいちごを買うときは、とちおとめかとちあいかを確認する価値があります

→ 詳しくは「とちあいかとは?断面がハートのいちご」へ。

あまおう|贈答いちごの代表

名前の由来は「かい・るい・おきい・まい」。福岡県限定で、品種名は「福岡S6号」です。

  • 大粒(特大は40g超も)
  • 濃い赤色で、中まで赤みがある
  • 甘みが濃く、コクがある
「あまおう」と書いてあれば同じ、ではありません。 エクセレント(EX)・デラックス(DX)・グランデ(G)という等級があり、どれを選ぶかで満足度が変わります。

→ 等級の見分け方は「あまおうとは?名前の由来・等級の違いと福岡限定の理由」へ。

紅ほっぺ|果肉まで赤い

静岡県生まれ。切ると中まで赤いのが最大の特徴です。

  • 甘みと酸味がどちらもしっかり
  • 香りが強い
  • ケーキやジャムにしても味が負けない
「最近のいちごは甘いだけで物足りない」という人に向いています。

→ 詳しくは「紅ほっぺとは?果肉まで赤い静岡いちご」へ。

スカイベリー|栃木の高級路線

とちおとめを親に持つ、栃木県の贈答用ブランドです。

  • 特大粒。ひと粒の存在感が圧倒的
  • 上品な甘さで酸味は控えめ
  • 化粧箱入りが中心で、価格も高め
あまおうと並ぶ、贈答いちごのツートップです。

あまりん|3連覇の実力、でも手に入らない

埼玉県のオリジナル品種。全国いちご選手権で3連覇を達成した、味だけなら日本トップクラスのいちごです。

  • やよいひめ × ふくはる香から生まれた
  • 甘味が非常に強く、酸味がとても弱い
  • 埼玉県内の生産者だけが作るため、流通量が極端に少ない
知名度は低いのに、味の評価は頂点――という珍しい存在です。

→ 詳しくは「あまりんとは?日本一に3度輝いた埼玉のいちご」へ。

古都華|奈良限定の高級ブランド

奈良県内でしか栽培できない、関西の高級いちごです。親は紅ほっぺ。

  • ツヤのある濃いルビー色
  • 糖度も酸味も高く、味が濃厚で香りが強い
  • 県外のスーパーにはほぼ並ばない
→ 詳しくは「古都華とは?奈良でしか作れない高級いちご」へ。

いちごさん・さがほのか|佐賀の新旧エース

佐賀は「さがほのか」(2001年登録・白い果肉と上品な甘さ)から「いちごさん」(2018年登録・15,000株から選抜)へ、20年ぶりの世代交代が進んでいます。

→ 詳しくは「いちごさんとは?さがほのかとの違い」へ。

白いちご(淡雪ほか)|贈答の新ジャンル

完熟しても白いいちごたち。赤くなる色素を作らない突然変異から生まれました。淡雪はさがほのかの子です。

→ 白い理由と品種の違いは「白いちごとは?」へ。

【重要】いちごは「冬」がいちばん甘い

いちごはハウス栽培なので12月から5月まで出回りますが、味は時期でかなり変わります。

時期甘さ価格向いている用途
12月高いクリスマス需要でピーク価格
1〜3月◎◎ 最高高め味わうならここ
4〜5月安いたっぷり食べる・ジャム作り
理由は単純で、寒いほど実がゆっくり育ち、糖分が蓄積されるからです。

「いちごは春の果物」というイメージがありますが、味のピークは真冬。春のいちごは量とコスパで選ぶもの、と考えると失敗しません。

選び方と保存

選ぶときのポイント

  • ヘタが濃い緑色で、ピンと反り返っているものは新鮮
  • 表面のつぶつぶ(種)がはっきりしているもの
  • ヘタの近くまでしっかり赤いもの(先だけ赤いものは早採り)
  • 表面につやとハリがあるもの

保存のコツ

いちごは果物の中でも特に傷みやすい部類です。

  • 洗うのは食べる直前。水に濡れると急速に傷みます
  • ヘタを付けたまま洗う(ヘタを取ってから洗うと風味が水に流れます)
  • 重ならないように並べ、冷蔵庫のチルド室ではなく野菜室
  • 届いたら当日〜翌日に食べきるのが理想

食べ方の裏ワザ

先端(とがった方)から食べると、最後まで甘く感じます。 いちごはヘタ側より先端のほうが糖度が高いため、ヘタ側から食べると口の中の甘さが徐々に増していきます。

買い方・相場の目安

内容目安
とちおとめ・紅ほっぺ 2パック3,000〜5,000円/寄付額8,000〜12,000円
あまおう 2パック(約500g)寄付額8,000〜12,000円
あまおう 4パック(1kg超)寄付額15,000〜20,000円
スカイベリー・特大粒・化粧箱寄付額20,000円〜
あまりん(流通量が少ない)寄付額15,000円〜。見つけたら即決
### 申し込み時期が最重要

いちごは発送が12〜3月、そして予約は秋(9〜11月)が本番です。

⚠️ クリスマス・年末年始に届けたいなら、秋のうちに予約が必須。12月に探しても、人気の品種はほぼ埋まっています。

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まとめ|いちごは「県対抗戦」の世界

いちごほど、県がしのぎを削っている果物はありません。

栃木が半世紀以上守る王座に、福岡があまおうで挑み、静岡が紅ほっぺで個性を出し、埼玉があまりんで味の頂点を取る――そして各県が、自分たちの品種を県外に出さずに守っています。

だから、旅先や産地直送でしか出会えないいちごが全国に散らばっています。「いちご=とちおとめ」で止まっていると、その面白さを丸ごと逃すことになります。

そして味のピークは、真冬のわずか数か月。今年の冬に何品種食べられるかは、選んだ数だけです。

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