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🍐 11月の旬#りんご#品種#青森#長野#比較

りんごの品種一覧|ふじ・王林・シナノスイートの違いと「りんご3兄弟」

📅 公開日:約9分

スーパーのりんご売り場に並ぶ「ふじ」「王林」「シナノスイート」。値段はどれも似たようなものなのに、味も食感も、旬の時期もまるで違います

しかも、りんごは9月から12月まで、次々に主役が入れ替わる果物です。「秋のりんご」と「初冬のりんご」は別物だと思ったほうがいいくらい違います。

この記事では、主要8品種を一覧で比較し、いつ・どれを選べばいいかが決まるように整理しました。

まず結論|一覧で比べる

「りんご」を買う2つの方法

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品種甘み酸味食感こんな人に
つがる8月下旬〜9月やわらかめ秋いちばんに食べたい
秋映(あきばえ)10月かため濃い味が好き
シナノスイート10月中旬〜11月◎◎やややわらかめとにかく甘いのが好き
ジョナゴールド10月下旬〜シャキシャキ酸味が欲しい
王林(おうりん)10月下旬〜かため香りを楽しみたい
シナノゴールド10月中旬〜12月かたくパリッ甘酸のバランス重視
サンふじ11月〜12月かため蜜入りの王道
ぐんま名月10月下旬〜11月やわらかめ黄色い蜜入りが珍しい
迷ったら――11〜12月ならサンふじ、10月ならシナノスイート、香りを楽しみたいなら王林です。

産地|青森が6割、長野が2割

りんごの生産量は、上位2県で8割近くを占めます。

産地収穫量シェア特徴
青森県約61%圧倒的1位。ふじ・つがる・王林・ジョナゴールドが主力
長野県約18%「りんご3兄弟」などオリジナル品種の宝庫
岩手県・山形県・福島県それぞれ好産地
青森県では「ふじ」だけで生産量の約5割を占め、これに「つがる」「王林」「ジョナゴールド」を加えた4品種で全体の約8割になります。

さらに言うと、王林は全国の栽培面積の約83%、ジョナゴールドは約81%が青森県。この2つはほぼ青森の専売品種です。

長野の「りんご3兄弟」

長野県が独自に育成した3品種には、「りんご3兄弟」という愛称があります。

兄弟品種収穫特徴
長男秋映(あきばえ)10月濃い赤(ほぼ黒に近い)。甘みと酸味が濃い
次男シナノスイート10月中旬〜果汁が多く、酸味が少なくて甘い
三男シナノゴールド10月中旬〜12月黄色。甘酸のバランス型で日持ちが良い
兄弟の順番は、収穫時期が早い順です。いちばん遅く穫れるシナノゴールドが三男、というわけですね。

シナノスイート|10月ならこれ

「ふじ」と「つがる」から生まれた品種で、ふじの甘さとつがるの食べやすさを併せ持ちます。酸味が少なく果汁が多いので、酸っぱいりんごが苦手な人にはこれ以上ない選択です。近年、人気が急上昇している品種です。

シナノゴールド|黄色くて日持ちする

甘みが強く、ほどよい酸味があり、香りも良くジューシー。果肉がかたくパリッとした歯ごたえが特徴です。

そして貯蔵性に優れているのが大きな強み。旬は10月中旬から12月下旬までと長く、年末まで楽しめます。青森・長野・岩手の3県で生産面積の9割以上を占めます。

王林|「りんごの香り」の代表

黄緑色の見た目から敬遠されがちですが、香りの強さでは王林が抜けています

  • 酸味が少なく、まろやかな甘さ
  • 独特の芳香。皮ごと食べると香りが際立つ
  • 果肉はかため
  • ほぼ青森県産(全国栽培面積の約83%)
「りんごの匂いがする」と言われるあの香りは、王林のものだと思っていいくらいです。

サンふじ|11〜12月の主役

年末に向けての本命は、やはりサンふじです。

「ふじ」は日本でいちばん多く作られている品種であり、そのふじを袋をかけずに(無袋で)育てたものがサンふじ。日光をたっぷり浴びるぶん、蜜が入りやすくなります

蜜入りが楽しめるのは11月から12月の採れたてだけ。詳しくは「ふじとサンふじの違いは?蜜入りりんごの見分け方」で解説しています。

りんごは「リレー」で追いかける

りんごの一番おもしろいところは、9月から12月まで主役が入れ替わり続けることです。

 8月下旬〜9月  つがる         ← 秋の開幕
    10月       秋映・シナノスイート
  10月下旬     王林・ジョナゴールド
 10月中旬〜12月 シナノゴールド  ← 長く楽しめる
  11月〜12月   サンふじ       ← 蜜入りの本番

「りんごはふじ」と決めてしまうと、10月のいちばんおいしい時期を丸ごと逃すことになります。秋のあいだ、月ごとに違う品種を追いかけてみてください。

選び方と保存

選ぶときのポイント

  • ずっしり重いものを選ぶ(果汁が多い証拠)
  • お尻(軸の反対側)が黄色っぽいものは完熟
  • 表面がベタつくものがありますが、これはワックスではなく完熟のサイン(りんご自身が出す natural wax)
  • 軸が太くしっかりしているもの

保存

りんごは低温に強く、日持ちする果物です。

  • ポリ袋に入れて口を閉じ、冷蔵庫の野菜室
  • 袋に入れるのは、乾燥を防ぐためと、りんごが出すエチレンガスを他の野菜に移さないため
  • エチレンガスは他の果物を早く熟させるので、キウイや柿を追熟させたいときは、あえて一緒に入れると便利です

買い方・相場の目安

りんごは量が多くてコスパがいいのが最大の魅力。フルーツ返礼品の入門としても優秀です。

  • 家庭用・訳あり 3kg(8〜12玉):3,000〜5,000円前後
  • 家庭用 5kg:4,000〜6,000円前後
  • ふるさと納税 3〜5kg:寄付額8,000〜15,000円前後
  • 蜜入り保証・特選・化粧箱:寄付額15,000円〜
「訳あり」でも味はほとんど変わりません。見た目にこだわらないなら断然お得です。贈り物なら「秀品」「特選」「化粧箱」表記を選びましょう。

先行予約は8月〜10月が本番。人気産地の蜜入り特選は秋のうちに埋まります。

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まとめ|「りんご=ふじ」から卒業する

日本のりんごは、青森が6割を支え、長野が個性で挑む――その競争のおかげで、私たちは秋のあいだ毎月ちがうりんごを食べられます。

9月のつがるで秋が始まり、10月のシナノスイートと王林で盛り上がり、11〜12月の蜜入りサンふじで締める。

同じ「りんご」という名前でも、出会えるのはその品種の、その月だけです。今年の秋は、ぜひ2つ以上の品種を試してみてください。

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