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🍇 9月の旬#ぶどう#品種#シャインマスカット#比較

ぶどうの品種一覧|シャインマスカット以外の高級ぶどう11種を味・旬・値段で比較

📅 公開日:約11分

ぶどう売り場は、いつのまにかシャインマスカット一色になりました。皮ごと食べられて種がない――たしかに完成度は圧倒的です。

でも、日本のぶどうはそれだけではありません。1房数万円で取引される赤いぶどうも、皮ごと食べられる真っ黒なぶどうも、140年守られてきた「女王」もあります。

この記事では、主要11品種を一覧で比較し、「どれを選べばいいか」がその場で決まるように整理しました。

まず結論|一覧で比べる

「ぶどう」を買う2つの方法

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「皮ごと食べられるか」「種があるか」は、実際に食べるときの満足度を一番左右するポイントです。

品種皮ごと主産地値段の目安(1房)
シャインマスカット黄緑なし8〜10月山梨・長野・岡山2,000〜4,000円
晴王黄緑なし8〜10月岡山のみ2,500〜5,000円
マスカット・オブ・アレキサンドリア黄緑×(むく)あり5〜11月岡山(9割超)4,000〜6,000円
ルビーロマン×(皮離れ良)なし8〜9月石川のみ20,000円〜
ナガノパープル黒紫なし8〜10月長野2,500〜5,000円
クイーンニーナ×(むく)なし8月下旬〜9月上旬山梨・山形3,000〜5,000円
瀬戸ジャイアンツ緑黄なし8〜9月岡山3,000〜5,000円
巨峰黒紫×(むく)種なし加工が主流8〜9月長野・山梨1,500〜3,000円
ピオーネ黒紫×(むく)なし8〜9月岡山・山梨2,000〜3,500円
デラウェア赤紫×(押し出す)なし6〜8月山形・山梨300〜600円
甲斐路×(むく)あり9〜10月山梨3,000〜5,000円
※ 値段は房の大きさ・等級・時期で大きく変わります。目安としてご覧ください。

迷ったら――手を汚さず食べたいならシャインマスカットナガノパープル、贈り物なら晴王、香りを味わいたいならアレキサンドリア、一生に一度の贅沢ならルビーロマンです。

皮ごと食べられる「新世代」3品種

シャインマスカット|すべての基準になった品種

農研機構が「安芸津21号」と「白南」を交配して育成し、2006年に品種登録された比較的新しい品種です。

  • 皮ごと食べられて種がない、上品なマスカット香
  • 糖度が高く、酸味は控えめ
  • 果肉がかたくパリッと歯切れがよい
  • 露地でも育つため全国に広がり、価格もこなれた
いま日本のぶどうの基準はこの品種です。迷ったらこれで間違いありません。詳しくは「シャインマスカットの選び方」へ。

ナガノパープル|黒いのに皮ごと食べられる

長野県が「巨峰」と「リザマート」を交配して育成し、2004年に品種登録したオリジナル品種です。

  • 黒紫の大粒なのに、皮が薄くて皮ごと食べられる
  • 糖度は18〜20度前後と非常に高く、酸味はおだやか
  • 渋みがなく、果汁が多い
「巨峰の濃厚さが好きだけど、皮を出すのが面倒」という人には、これ以上ない選択です。長野県外ではほとんど作られていないため、産地直送で手に入れるのが現実的です。

瀬戸ジャイアンツ|先がくびれた「桃太郎」の形

岡山県の花澤ぶどう研究所が「グザルカラー」と「ネオ・マスカット」を交配して育成し、1989年に品種登録されました。

  • 1房500〜800g、1粒15〜20gの大粒
  • 皮がとても薄く、皮ごと食べられる
  • 歯切れがよく、糖度が高くて酸味は控えめ
  • 粒の先がくびれた独特の形
岡山では「桃太郎ぶどう」の名前で流通していることがありますが、これは商標名で、品種としては瀬戸ジャイアンツです。

「むいて食べる」伝統派

マスカット・オブ・アレキサンドリア|ぶどうの女王

種があり、皮もむく。効率だけ見ればシャインマスカットに完敗ですが、皮をむいた瞬間の香りは代わりがききません。岡山が全国の9割以上を生産し、140年の歴史があります。

詳しくは「マスカット・オブ・アレキサンドリアとは?」へ。

巨峰|大粒黒ぶどうの代名詞

長野・山梨を中心に作られる、日本の黒ぶどうの定番です。

  • 濃厚な甘みと、ほどよい酸味のバランス
  • 香りが強く、「ぶどうらしいぶどう」の味
  • 現在流通するものは種なし処理が主流
価格が手頃で量も入るため、家族で気兼ねなく食べるにはいちばん向いています。

ピオーネ|「黒い真珠」

「巨峰」と「カノンホール・マスカット」を交配し、1973年に品種登録された大粒品種です。

  • 見た目は巨峰に似ているが、果肉がより締まっている
  • 巨峰よりすっきりした甘さで、後味が軽い
  • 岡山県が生産面積1位
「巨峰は甘すぎる」という人にちょうどいい品種です。

クイーンニーナ|赤い大粒の実力派

  • 収穫は8月下旬〜9月上旬とやや遅め
  • 作付面積は山梨県が1位(約29%)、次いで山形県
  • 大粒で糖度が高く、赤ぶどうの中では甘みが強い
まだ流通量が少なく、見かけたら買いの品種です。

甲斐路|「赤いマスカット」

山梨で作られる純ヨーロッパ系のぶどうで、「赤いマスカット」と呼ばれます。マスカット系の香りと赤い果皮を併せ持つ、上品な品種。

ただし雨に弱く病気にかかりやすいため栽培が難しく、生産量は多くありません。9〜10月と旬が遅いのも特徴です。

デラウェア|夏のはじまりを告げる小粒

  • 旬が6〜8月と、ぶどうの中で最も早い
  • 小粒・種なしで、押し出すだけで食べられる
  • 価格が安く、子どもにも食べやすい
「ぶどうの季節が来た」と最初に感じさせてくれる品種です。

一生に一度枠|ルビーロマン

石川県だけで作られる赤ぶどうです。

  • 出回るのは8月中旬〜9月
  • 皮離れがよく食べやすい
  • 1粒が非常に大きく、色・糖度・重さの厳しい基準をクリアしたものだけが名乗れる
初競りで1房が数百万円の値をつけることでも知られ、通常の販売でも1房2万円前後からという別格の存在です。「一生に一度、話のタネに」という買い方をされる、日本で最も高価なぶどうです。

選び方の3つの軸

① 手を汚したくないか

皮ごと食べられるのは、シャインマスカット・晴王・ナガノパープル・瀬戸ジャイアンツ。テレビを見ながら、仕事をしながら食べたいならこの4つです。

② 贈り物か、自宅用か

  • 贈り物:晴王・アレキサンドリア・瀬戸ジャイアンツ(化粧箱・秀品表記を選ぶ)
  • 自宅用:巨峰・ピオーネ・デラウェア(訳あり・家庭用でじゅうぶん)
見た目の等級が違っても、味はほとんど変わりません。自宅用なら割り切るのが賢い選び方です。

③ いつ食べたいか

ぶどうの旬は6月のデラウェアに始まり、10月の甲斐路で終わります。ピークは8月下旬〜9月で、この時期は品種の選択肢が最も多くなります。

人気の産地・品種は7〜8月の先行予約で埋まるため、9月に「そろそろ買おう」と思ったときには売り切れていることも珍しくありません。詳しくは「シャインマスカットはいつ予約?」へ。

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まとめ|「シャイン一択」から卒業すると、秋が長くなる

シャインマスカットは間違いのない品種です。ただ、それだけを食べていると、ぶどうの季節は8月から10月までの、たった一種類の記憶になってしまいます。

6月のデラウェアで始まり、8月の巨峰とルビーロマン、9月のクイーンニーナと瀬戸ジャイアンツ、10月の甲斐路で締める――そんな食べ方をすれば、同じ秋が何倍も豊かになります

ぶどうの旬は、一年でせいぜい4か月。あなたが今年出会える品種は、選んだ数だけです。

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